摂食障害とは闘うな!

摂食障害とは闘わないで

摂食障害を治したいなら、自分自身と闘わないこと!

摂食障害は“闘う”と悪化する

病気に 勝ち負け はない

読んで字のごとく闘病とは書くけれど、この病気は闘おうとすればするほど、悪化する。と、思います。

いろんな病気の治療をする時に、「病気との闘い」とか「病魔に勝つ」とかいう言葉をよく聞きますが、摂食障害に関しては、勝ち負けは考えない方がいいです。

ようは白黒つけないことが大事!なのですが、
人って、知らず知らずのうちに勝ち負けとか、白か黒かっていう判断をしちゃうんですよね。

それで心が辛くならなければいいのですが、もともと自分に厳しくなりがちな摂食障害の人は、自分自身をどんどん追い詰めてしまうことになりかねません。

 

“負ける”ってなんだろう?

勝ち負けの基準って、何でしょうか?

スポーツやゲームなら、勝ちなのか負けなのか、はっきりしますが、摂食障害においての負けって何なのでしょうか?

過食すること?

嘔吐すると負け?

下剤を飲むと、負けたことになる?

人によって答えも違うと思いますし、なにより、勝つとか負けるとか、そんな単純な言葉では言い表せるものじゃないですよね。

 

『0か100か』の思考から抜けだそう

0か100か

食べると負け?

自分の中で100%の勝ちか、0%の負けを作っていませんか?

例えば1日1000kcal以下で過ごせたらOKとか、予定より数kcal多く摂取してしまったら、全部ダメになったと感じて、過食スイッチが入ってしまったり・・・。

知らず知らずのうちに陥っている『0か100か思考』を、少しずつ意識的に変えていくと、自分に優しくなり、摂食障害の症状に悩まされることが少なくなります!

そのためにも、とにかく伝えたいのは症状と、そして自分自身と戦わないこと

「過食しちゃったけど、まぁ、いいや」って思った方が、けっこう症状が出なくなるんですよね。(そう思うのが難しいんだけど・・・少しずつ思えるようになります。)

症状が出ないことだけが必ずしもいいとは言えないので、本当に“勝ち負け”じゃないんですよね。

特にこの病気って、孤独だと思うんです。
同じ経験をした人にしか分かってもらえないことも多いし、同じ病気でも人によってちょっとずつ経験してることが違ったり、悩んでいる内容が違ったり。

共通して言えるのは、けっこうみんな、一人で闘ってしまっている・・・。

本当は一人で闘うのはとても辛いし、それがさらに症状に拍車をかけることになって、悪循環に陥ってしまいます。

 

“闘わない” は “治療しない” ではない

私も、自分が病気って言う認識がなかった時から、ずーーーーーっと自分自身や症状と闘ってましたし、実際に「あ。これ闘わない方がいいんだな~」って気づいたのは、病気が治る最後の段階でした。

そして、ここで「闘うな」とずーっと言ってきましたが、

闘わない=治療しない という意味ではありません!

摂食障害は治療しないと治らないので、もちろん治療は大切です。

病院での治療だけが全てではないと思いますが、やはり専門知識のない人が治療者になることは危険です。

医者ではない摂食障害治療の専門家は、欧米にはけっこういますが、日本では怪しいセラピストも混在していて、本当に信頼できるか分からないんですよね。

できるだけ、摂食障害の治療を専門としている病院(クリニック)での治療をおすすめします。

もちろん摂食障害の専門医ではなくても、力になって、支えてくれるお医者さんや臨床心理士さんはたくさんいますよ!

そして、その専門家に「治してもらう」のではなく、あくまで治療の中心は自分です。

治そうと努力する必要はあります。

でもそこに気持ちを吐露できる存在、理解してくれる存在、アドバイスをくれる人がいれば、前向きに治療に取り組めますし、きっと回復も早いはずです。